大会レポート&没デッキ集(CL京都編)/TOP64
みなさん、こんにちは。
せっかく京都に行ったのにほとんど観光をしなかった、コアトルです。
さてさて今回は、僕がCL京都で使用したデッキについて認めていこうと思います。
ご参考になれば幸いです。
環境考察
自分が事前に考えていたTier表は下記の通りです。
Tier1
ミュウVMAX、白馬バドレックスVMAX&スイクンV(以下、白馬スイクンとします)
Tier1.5
アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下、三神とします)、連撃テンタクル
Tier2
ゲンガーVMAX、スイクンV、ムゲンダイナVMAX
Tier3
一撃ウーラオスVMAX、連撃ウーラオスVMAX、黒馬バドレックスVMAX、ジュラルドンVMAX、悪型ミュウツー&ミュウGX
今回は、使用者の多さだけでなく、上位に残りそうかどうかも加味して立ち位置を決めてみました。
例えば、連撃テンタクルの使用者は多くはないと思いましたが、ミュウVMAXをはじめとした多くの環境デッキと戦える性能があると考え、ある程度高い位置に設定しています。
さて、ここからは事前に気になっていたデッキについて言及していきます。
ミュウVMAX
うん、強いです。文句なしの環境トップでしょう。
クロスフュージョンでテクノバスターを選択する動きが主な立ち回りになるかと思いますが、エナジーミックスにサイコジャンプ、じょうねつのしずくにダイナバリア、ダイミラクルと便利なワザが揃っているのに加え、ゲノセクトVやオドリドリの特性もすこぶる優秀です。
対面するデッキの半分以上はこれなんじゃないかと思い、怯えていました。実際には一度しかあたらなかったのですが――。
白馬スイクン
ミュウと双璧(実際には数の差はあったそうですが)をなす環境トップ。
JCSでの使用率はあまり高くはなかったと思うのですが、CL京都前には見事に環境を支配。当日も大車輪の活躍を見せました。
ミュウとの大きな違いは、環境に弱点をついてくる敵があまり存在していないことでしょうか。仮に巡り合ったとしても、白馬とスイクンはそれぞれ異なる弱点を持つため、柔軟に戦うことができますね。
ジバコイルなら両方の弱点をつけるぞ!(?)
ゲンガーVMAX
ミュウの登場やウーラオスの減少に刺激を受け、環境に舞い降りたダークホース。
あ、ウマ一期と二期全話見ました。泣きました。
ダークホースと言っても、実際にはかなりの使用者がいたそうですね。
大会前日にお会いした方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、僕は最後までスイクンかゲンガーかで悩んでいました。
ミュウ、黒馬バドレックスにタイプ上有利で、ワザの仕様上ムゲンダイナにも有利な立ち位置ということで、Tier上位に設定しました。
ではなぜミュウや白馬スイクンよりも下に配置したかというと、前述のデッキと比べて安定感が劣っていると考えたからです。
ゲンガー、ヘルガーの進化ラインをすべての試合で完璧に揃えるのは容易ではありません。もちろん、ゲンガーVで戦ったり、エネルギー二つでワザが使えたりするため、必ずしも進化ラインを揃えなくてはいけないという訳でもないですが、1敗しか許されない予選で使うには勇気がいります。
また、ウーラオス、ガラルサンダーV入りのデッキに当たった際には苦戦が予想されます。
終盤、理想のタイミングで活力の壺を使えるかどうかも懸念すべき点です。
ただ、間違いなくパワーは高いです。
デッキ選択経緯
さて、”そんなこんな”で僕はスイクンVとともにCLに挑むことに決めるわけですが、次は”そんなこんな”のところをお話しします。
まず、スイクンV+裏工作のデッキは摩天パーフェクトのリスト公開直後から考察して遊んでいました。
当時はJCS前だったということで、僕も一緒に出場する後輩も使用するデッキに頭を悩まされていましたが、僕がスイクンを使っている際に目に留まったようで、当日使用したいと言ってくれました。嬉しい限りです。
僕がはじめに使っていたレシピを二人で改良し、実際に後輩がJCSに持ち込んだのがこちら。
当時はタフネスマントや回収ネットの強さに気付いていなかったり、後1でカチカチロックを宣言できる回数を増やすために入れ替え枠を多めに入れていたりしました。
もっと勝てるレシピを握らせてあげたかった。すまん、後輩よ……。
♢
さて、無事にJCSは終了し、ポケカプレイヤーの視線がフュージョンアーツとCL京都に向かう中、さすがに2連続は出れないかなと思っていました。
JCSは優先権で出場させていただきましたが、優先権がない状態だと過去の大型大会はすべて抽選落ちという運を持つ僕。次に出られるのは何年後だろうか――。
そんな思考を巡らせる中、CL京都の開催が正式に発表(京都の開催自体はJCS前から決まっていたかもしれません。間違っていたらすまぬ)。
概要に目を通します。すると――。
「……優先権、まじ?」
というわけで、JCSに続いて優先権で参加できることに。やったぜ。
さあ。またデッキ選択に頭を悩ませる期間に突入です。
新登場のミュウに、台風の目となりそうなゲンガー。一通り環境デッキに触れてみましたが、どれもしっくりこず。
いや、”どれも”というのは正確ではないですね。実際にはミュウと連撃テンタクルは感触が良く、使ってみても良いかもしれないと思いました。
しかし、何かが違う。抽象的で申し訳ないですが、なんとなく、何かが違うな、と。
そしてある日、白馬スイクンを握っているときに、一つの考えが頭に浮かびます。
「……もう一回、スイクンでやってみよう」
僕が白馬を使うと、上手く白馬が進化してくれません。運が悪いとか単純に下手くそとか、様々な原因があるかとは思いますが、白馬は肌に合わなかったです。
じゃあ、どうするか。
――よし、白馬を抜いてみよう。
ということで、もう一度スイクンにチャレンジすることにしました。
上記の後輩のレシピとにらめっこを開始。入れたいカードを次々に採用し、60枚になるようになんとか調整。
何度かデッキを回す内に、ようやくしっくりきました。
♢
大会前日、京都に到着。
スリーブを新品に入れ替え、準備万端。
後は眠るだけだったんですが、事件が起きます。
「ゲンガーもいいなあ」
いや、わがまますぎる。優柔不断すぎる。はよ寝ろ。
時計の針は止まってくれません。さて、どうしたものか。
「――いや、待てよ」
自分が白馬を諦めた理由を忘れたのか。数試合に一、二回は事故るぞ。多分。
ミュウに有利と言っても、ちゃんとダイナバリアに対応できるんか。
闘にあたったらどうするんだ。お前のプレイングじゃまず勝てないぞ。
そして最後に、ダメ押しの一打。
「スリーブ入れ替えるの面倒くさい」
寝ました。
レシピ
ここまで長くなりました。ごめんなさい。
最終的にたどり着いたレシピがこちらになります。
はっきり言って、目が痛くなる人がいるかもしれません。
とくに、回収ネットやスタンプ、うらこうさくインテレオンが1枚しか入っていないことに嫌悪感を抱くかもしれません。
ただ、僕としてはこの60枚で良かったと心の底から思います。
一枚一枚役割があり、すべてのカードが活躍していました。
さて、ここからは採用するかどうかを悩んだカードについて触れていきます。
最近のスイクンでは採用される頻度が多いカードかと思います。ただ、僕は直前まで入れていませんでした。
このカードを採用すべきデッキは、頂への雪道(無人発電所)が辛いデッキ。自分で雪道を張るデッキにはいらないだろうと考えていました。
今思うと、これは絶対に間違ってます。採用を検討すべきカードです。
とくに、スイクンに関しては恩恵が大きすぎます。
雪道があれば、ムゲンダイナにワンパンされることはないし、ミュウがパワータブレット、スクラッパーorジャマーが引けずにマントスイクンを倒せないかもしれない。
そう考えている内に、どこか一枠削って採用すべきだなという結論に至りました。
実際に本番では、相手のうねりをはがし雪道を張ることで勝ちに繋がった試合が二つありました。このカードが2勝をもたらせてくれました。陰のMVP。
②ミュウ
連撃ウーラオスVMAXの減少傾向により、入っていないデッキも多く見かけます。ムゲンダイナは当たり前として、ミュウVMAXや三神に入っていることも少ないカードかと思います。
当日はばらまき系のデッキとは当たりませんでしたが、このカードも採用していてよかったと思わせてくれました。
というのも、マーシャドーと同様にミュウが2勝を生んでくれたからですね。
サイコパワー、クイックシュータ―、アクアバレットの組み合わせで相手のベンチポケモンを倒しきり、サイドを取る試合が二つありました。
ありがとう。陰のMVPその2。
③うねりの扇
クラハンの帰還。
ミュウだけじゃなくゲンガーにも打ちます。
大好き。
結果
1回戦 VSムゲンダイナ 先行 6-5 〇
2回戦 VS白馬スイクン 後攻 2-5 × ※自分投了
3回戦 VS三神スイクン 後攻 6-3 〇
4回戦 VS雷レックウザ 後攻 6-5 〇
5回戦 VSムゲンダイナ 先行 6-0 〇
6回戦 VS白馬スイクン 後攻 6-5 〇
7回戦 VSゲンガー 後攻 6-2 〇
8回戦 VSミュウ 先行 ?ー0 〇 ※相手投了
9回戦 VS白馬スイクン 後攻 2-6 ×
7勝2敗:TOP64
最後に&没デッキ集
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
今回の記事はこれにて終了とさせていただきます。
適当なおまけを貼っておきますので、よろしければご覧ください。
~スペシャルサンクス~
練習に付き合ってくれた方々
大会中にいいねをくれた方々
ご飯を奢ってくれた方々
帰宅中に話し相手になってくれた方々
この記事を見てくださった方々
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さて、ここからはおまけとして、CL京都に向けて考えるも使用には至らなかったデッキたちを掲載します。最後まで見ても何もありません、ご注意ください。
お腹すいた。